複雑な3Dレーザ切断が簡単に
柔軟性があり生産性の高いロボット切断(3D)
複雑なワーク形状のレーザ切断は、5軸システムまたはロボットのいずれかで行われます。特に高速なロボット切断用途では、レーザ光の誘導が非常に簡単なファイバレーザが一般的に使用されます。ロボットの精度が十分でなく、部品や位置決めの公差も適切でない場合には、別の座標系が追加で必要になることがよくあります。このような場合にはレーザ切断ヘッドにZ軸制御機能を搭載してワークとの距離を高精度で制御する必要があります。
レーザ切断システムは、困難な環境条件下において複雑な生産ラインに組み込まれることがよくあります。そのため、オペレーターからはレーザ切断光学部品の耐干渉性やメンテナンスの容易さに対する強い要求があります。
SolidCutter -安定性と操作性を兼ね備えたレーザ切断ヘッド
SolidCutterは、主に自動車産業向けの3Dレーザ切断システムで使用されます。現在この産業で、ルーフレールやアンテナ用の開口部を加工する場合など、高強度の車体部品やプロファイルを加工する方法として、柔軟性と生産性の高いロボットを使用したレーザ切断が利用されています。レーザ切断ヘッドのコンパクトで重量を最適化した設計により、ダイナミックな切断性能および動作の自由度が向上しました。