安全性に関わる部品としてのエアバッグ
自動化によるプロセス品質の向上
エアバッグは、乗員の安全性を高める大切な自動車部品です。また、自動車に搭載されているエアバッグ用起爆装置の作動についても、総合安全性には不可欠なものです。必要なときにエアバッグが機能しなければ、保護効果がまったくなく、乗員が重傷を負うおそれがあります。
エアバッグでは、スチール製の容器内に起爆薬がレーザ溶接されています。レーザ溶接プロセスに不備があれば、高い確率で溶接の欠陥となります。このような安全性に関わる構成部品に対して、モニタリングしてデータを記録する必要があります。そのための最適なツールとしてLWMシステムがあり、すべての溶接プロセスをモニタリングし、評価と記録を実施したあと、データを保存します。これにより、年数が経過してもレーザ溶接プロセスの100%のトレーサビリティと可視化が可能となります。